真昼には気温40度に達する灼熱の砂漠の中、このフェス2日目のトリを飾ったのがレッチリだ。夜9時過ぎ、いよいよ彼らの演奏は始まった。まずジョンとフリーが先にステージに登場し、いつものようにふたりのセッションが始まる。そして“キャント・ストップ”のリフが鳴った瞬間、ちょびヒゲをはやしたアンソニーがステージに登場。予想以上に体調も万全のように見える。初っ端から飛ばしまくる中、続く“ダニー・カリフォルニア”では早くも会場中が大合唱に包まれる。更に“アザーサイド”“レディメイド”を立て続けにプレイして、熱帯夜と化した会場はますますヒート・アップしていく。
 この日のステージで驚いたのは、ジョンの他にジョシュ・クリングホッファーがギターで参加していたことである。今までどんな時も4人だけでプレイしてきたレッチリのステージに、何と5人目が加わっていたのだ。ジョンの友だちでソロ・アルバムを一緒に作ったこともあるジョシュの参加は、レッチリにおけるジョンの影響力の大きさを物語っているように見えた。ステージ上でのギタリストが2人になり、いつもよりサウンドは分厚くなっていたものの、その一方でまだお互いの関係を模索しているような部分もあった。

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