フレンテ・クンビエロ
コロンビアのボゴタ出身のプロデューサー/作曲家のマリオ・ガレアーノ・トロによるクンビア探求スキーム。盟友ペドロ・オヘダ(ロンペラージョ)、エブリス・アルバレス(メリディアン・ブラザーズ)のトリオによるロス・ピラーニャス、クァンティックとの双頭プロジェクト、オンダトロピカなど、いくつものサイド・プロジェクトを展開するマリオ・ガレアーノのフラグシップ・プロジェクトである。2010年に7インチ「Pitchito」でフィジカル・デビュー。マッド・プロフェッサーを迎えてワークショップ的に制作した1stアルバム『FRENTE CUMBIERO Meets MAD PROFESSOR』に於けるクンビアとダブの融合はトロピカル・ミュージック・シーンのその後に多大な影響を与えた。2018年にフジ・ロックで初来日を果たし、日本ツアーを敢行。2020年には民謡クルセイダーズとのコラボ作『民謡クンビエロ』を世界的にヒットさせた。21年に2ndアルバム『CERA PERDIDA』をリリース。クンビアの伝統と未来をともに見据えた新しい世界観を提示して「コロンビアでもっとも先進的かつラディカルなバンド」と評される。