
イン・イン (オランダ)
2017年結成のオランダ出身のエキゾ+ファンク・ディスコ・バンド〈イン・イン〉。1960〜70年代の東南アジアの伝統音楽やファンク、ディスコにサイケデリックなエッセンスを大胆に融合させたグルーヴィーで中毒性の高いリズムとサウンドで瞬く間に世界中で注目される存在となった。デビュー作『ザ・ラビット・ザット・ハンツ・タイガーズ』(2019年)は、エイジアン・エキゾチカの旋律に、ファンク、テクノ、ディスコといったダンスフロア・ビートを融合。続くセカンド・アルバム『ジ・エイジ・オヴ・アクエリアス』(2022年)ではシンセ・サウンドを大きくフィーチャーし、宇宙テイストや哲学的なニュアンスなども加味。そしてサード・アルバム『マウント・マツ』(2024年)では70年代日本のシティ・ポップや箏曲、民謡 / 演歌の要素が混在した旋律、環境音のサンプリングなどを組み合わせを体現した。満を持してフジロック '24で初来日し、見事クリスタル・パレスとフィールド・オブ・ヘヴンをパンパンにしてオーディエンスを熱狂の渦に巻き込んだ彼らはその反響を受け、その年の11月に初の単独ツアーを敢行し追加公演を含む全てのショーを完売した。そんな彼らが生演奏をそのままテープに録音する“ライヴ・セッション方式”を採用し、表現の精度とグルーヴの一体感が最高潮になった最新作『ヤッタ!』を今年1月にリリース。世界を横断する音の旅と躍動するダンス・グルーヴが共存した新たな代表作と呼べる